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明るい方にいく


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さっき、うちに25歳の女の子が来ていた。
夫の仕事仲間(?)のAくんのところで春から働くらしく、大阪からAくんと一緒にわざわざ高知まで。
夫とAくんが別室で書類をつくっているあいだ、私と彼女はリビングでお茶を飲んですごした。

25歳で、名の通った会社をやめて、Aくんの始める事業を一緒にやるのだそうだ。
私自身、就職とかしたことないし、もともと安定できるような育ち方というか、まっとうな(と世間で言うような)人生の送り方をしていないので、あんまりそこまで身に迫っては理解できないけど、それでも、きょうび大学まで出て企業に就職したのにあっさりやめちゃうっていうのは、なかなか勇気のいることではなかろうか。
しかも、Aくん(夫も)が始める事業というのは、はたから見たらいまひとつ「はてな?」となるようなもので、Aくんは立派な人だけど、若いし、事業経験はない。
だから、不安要素をあげればきりがないと思う。
実際、彼女の親は泣いて反対をしたらしい。

「でも自分次第でうまくいくかもしれないって思ったら、このチャンスを逃したくないって思ったんですよね。
やる前から、だめかもしれないとか考えても仕方ないので、うまくいくって思ってやります!」

もうね、本当に私は、もう少しで泣いてしまうところでしたよ。
そうだよねー、ほんとそうだよねー、って。
25歳の子が言うと、本当に力があって、生命力というか、出ているエネルギーに圧がある。
めんどくさいとか、こわいとか、そう思うかどうかは自分次第で、何かできそう、うまくいかせられそうって思える方が、楽しいに決まってる。
その、わくわくした気持ちを、今の私は恐ろしいもののように見て、さわりたくもないっ!という態度を取り続けてるんだなあ。
「起業してる友達がみんな楽しそうで、自分もそんなふうになりたいって思ったんですよ」って。
まず、そう思う人と思わない人がいるもんね。そこでわかれるよね。
若さのせいだけではなくて、彼女がもともと持っているものもあると思うけど、目の前のことを素直に楽しもうと思う姿が、すごく眩しく感じて、うらやましかった。
こんな子を部下として見つけてきたAくんは素晴らしいと思うし(しかも一部上場企業をやめるというリスクまでとってきてくれる!)、だからきっと事業は成功する。
夫も、こんな人を見つけられるように、Aくんみたいにほわーっとしたらいいのになって思う。

3人で、今ごろカツオのたたき食べて飲んでるんだろうな。
ちなみに、こういうとき、絶対に私を誘ってこない夫。
行かないんだけどね。
行かないんだけどね。
でも、本当に誘わないの。
え、奥さんはいいんですか・・・?みたいな目でいつもみられて、気まずい。

そういえば、今朝、昨日使ったキャリーケースから包みをとりだして、「赤福買えなかったから。みんなで食べたら」と、神代餅をくれた。
私のバイトに送ってくれる車の中で「みんなでわけてたべるんだよ」って、私の目を見て言っていた。踏切待ちの時に。
メロンパンだけじゃなかった。

とにかく、なんか若さと輝きを目の当たりにして、目が覚めたような気分。(←結局覚めてはないんだけど笑)
いろいろ、悲しい気持ちのするほうにひっぱられそうになるけど、見ないふりをして、楽しいことを信じて、一瞬でもそういうふうに思って進みたい。
やればできる!
私だって25歳のときはあった。
夢があった。
それをやめることは、やっぱりしたくない。
やるったらやる!40すぎたって、やるったらやる。
今日、あの女の子に会えてよかった。


by azdrum | 2017-01-27 20:18 | ひとびと | Trackback | Comments(0)


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