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舞台に立つということ

舞台に立つということ_b0063997_049853.jpg今日は、ヒロキ監督と共に、シアタートラムで「地域のワークショップ」の撮影を引き受ける。
この「地域のワークショップ」撮影は2度目なのだけれど、前回同様、芝居をするということ、何かをじぶんの身体で表現すること、演劇形態の選択によって生じる責任、などなどを胸焼けするぐらい悪態をつきつつ考えるはめになる。

映画も芝居も共通するのはサービス精神で、作り手が(芝居なら演者も)どこまでふところが広いかという、結局はスケールの勝負になってくるのだろうと思う。
見せる気のある芝居と、そうでない芝居の間には、作り手(役者)にとってどんな利益があろうが、とてつもなく深い滝壺があると思ってよくて、舞台の上に立つ以上、見せる気で芝居をしなければいけないけれど、舞台に上がること自体で自己の血栓をほどこうとしている人の前では、そういう前提自体、無用になってしまうのが正直わたしは好きになれない。
舞台に上がるなら、責任を持て!と言いたいけど、思いっきり部外者なので耐え忍ぶ一日を送った。芝居の意義とかなんとか、全く偉そうに言える立場ではないけれど、芝居は芝居であり、演劇は演劇であり、何の目的に使おうと自由だが、サービス精神を忘ることなかれ。
by azdrum | 2005-03-28 01:21 | 映画 | Trackback | Comments(0)


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