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プレートテクトニクス

伊豆半島は、フィリピンから流れてきた。
フィリピン?

伊豆半島にフィリピーナフィリピーノが載せられて、どんぶらこどんぶらこと、平和な筏のように流れてきたわけではないけれど、その間にある何万年の過程を容易に想像できないだけに、つい単純に結果だけをみてしまう。
伊豆半島が日本列島にぶつかった時、その衝撃で富士山が出来たと言うけど、でもそれだって、一撃であっと言う間に富士山が出来たわけではない。
どういうこと?
今だと、衛星がバンバン飛んでいるから、(あとで情報処理をすれば)流れとして実際に目で見ることができるのだろうか。
大陸が動くところを見てみたい。
あまりにも人間は小さい。

考えてみれば、大陸は今も移動し続けている。
山の高さも、海の深さも、絶えず変わっている。
あと何百年かしたら、ハワイだって日本とくっついてしまう。
その頃は、お正月に芸能人はどこへ行くんだろうね。

しかし、ウェゲナーとか大陸移動説とかパンゲアとか、それを耳にするだけで、胸が高鳴る。
科学と歴史が最大のロマンだと思う。
生き物がなにもいなかった地球のこと、今いる誰一人としてみたことがない恐竜や、はたまたどこかの国の王様の人生、火山でうもれた街のこと、そこに生きた人々のこと、それらを知ることが出来るのは、科学の力と、わたしたち人間の飽くなき好奇心。
宇宙でさえ、初めはなかったのだ。

100年後、自分が塵になっていることは、当然だとして、その1万年後もその後に誰かが生きていて、山も海も、やはり動いているのだろう。
地球がなくなっているかもしれない。
それでも、隙間のできた宇宙に時間は平等に流れて行く。
by azdrum | 2004-12-12 02:01 | 暮らし | Trackback | Comments(0)


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